2018年10月2日火曜日

お気に入りの本 『生還への飛行』加藤 寛一郎

どうしてこの本を読もうと思ったかははっきり覚えていないが一時期パソコン上でヘリのゲームやMSフライトシュミレーターをやっていたこともあり航空機に興味があったことが要因ではなかったかと今にして思う。
本書では航空力学の専門家である筆者が飛行トラブルを乗り越えたテストパイロットへのインタビューから生還できた要因を探っていく。
それぞれのケースについても詳細に記述されており、紹介される機体も単発のプロペラ機からジェット戦闘機、ヘリコプターと幅広く興味の尽きない内容になっている。
筆者は言っている。生還したほとんどのパイロットが「幸運」をあげているが、それに短時間に正確に対応できる技量があってこそ生き延びられたのだと。
後に同じ筆者の3冊を読むことになったきっかけの1冊である。
いずれもハードカバーが発行されてから25年前後経つ本ですが今読み返してみても十分面白い。以下に文庫本であるが4冊紹介しておく。

1.生還への飛行 本書 1989.7ハードカバー発行
2.墜落 1990.8ハードカバー発行
 序章に中華航空機エアバス事故が、ポトマック河畔事故も書かれておりハイテク旅客機についての読み応えのある一冊。
3.零戦の秘術 1991.6ハードカバー発行
 読みきれていない。
4.飛行の神髄 1993.9ハードカバー発行
 対象が旅客機以外なので我々があまり知ることがない話が多く書かれている。










1 件のコメント:

  1. なかなか良い本みたいですね。零戦に関しては、百田氏の作品の映画化「永遠の0」を見ました。確か岡田准一主演だったと思います。何回出撃しても戻ってくる主人公の話だったと思います。中身については賛否両論があるようです。日本人は零戦というだけで感傷に耽ります。戦艦大和と供に思考停止になります。

    返信削除