冬晴れの日、この目で酒匂川橋梁を詳しく見てみたいとの思いで足を運びました。
現地は3つの鉄道橋が並走しており、真ん中の 東海道本線・貨物線が2019年に旧熱海線鉄道施設群として丹那トンネル等と一緒に『日本の近代土木遺産』(JSEC公益法人 土木学会)に認定されています。
上流側: 東海道新幹線(1962年竣工)
真ん中: 東海道本線・貨物線(1920年竣工)
下流側: 東海道本線・旅客線(1971年竣工)
2022年には、その功績を称える記念碑も隣接する堤防上に設置されました。
橋梁は竣工時は単線、関東大震災の被害を乗り越えた復旧、複線化を経て現在の姿になっています。
橋梁の真下で見ると上、下流側の橋梁と異なり一対で構成されている橋脚はコンクリート台座の上に石積み、トラス部は多数のリベットが使われていることに当時の技術を垣間見ることができます。
友人から、黒澤明監督の映画『天国と地獄』の舞台にもなったとも教わりました。
日本が近代化に突き進む中で作られた橋梁が100年を越える今もなお現役で使われていることに感慨を覚えました。